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牧場について

 『宮の羊の牧場』羊飼いの宮野(夫:洋平、妻:友美)です。

  私達は2021年に4月に秋田県藤里町に家族4人で移住しました。

長年の夢であった「羊の生産牧場をつくる」それを叶えられそうな

場所を東北で探していました。

藤里町では町営放牧場でサフォーク種(羊)を生産しており、羊文化があり、羊に理解のある町なら…と、この場所を選びました。町民の方々には移住当初から協力してもらい無事に新規就農者として羊牧場を営んでいます。地域資源を活用し、藤里町産の米などを中心とした飼料、耕作放棄地の利用(畜舎周辺に5haほどの耕作放棄地を羊の力を借りて放牧地に更新中)、可能な限り県産の飼料を与え、羊にとっての環境、健康を最優先に繁殖約70頭の羊を飼育しています。仔羊や肥育群も合わせると200頭以上になる時期もある、羊肉、羊毛の生産を中心とした羊牧場です。

観光牧場での仕事を長く続けていたので宮の羊の牧場でしかできない予約制の体験メニューも不定期ですが​行っています。お問合せください。

​夫婦共に『羊』に縁があり、『羊』飼いとして人生をスタートできたことに感謝、喜びとやりがいを感じながら日々奮闘中です。

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牧場の羊達

現在、テクセル種、サフォーク種、カラード、それらの交雑種を

飼育しています。

テクセル種は顔は白く、筋肉質でしっかりとした良質な赤身が特徴です。サフォーク種は顔が黒く、成長が早く、日本国内では1番多く飼育されている優秀な肉用品種です。カラードは品種ではないですが、羊毛に色がついている羊たちの総称で羊毛は大人気です。そして交雑種はテクセル種、サフォーク種を中心に掛け合わせている、ハイブリッド羊です。それぞれの品種や個体のいいところを持ち合わせているはず。

​顔、顔の色、毛質、毛色も様々!!

個性豊かな羊達を飼育しています。

今後は…

本当の意味での秋田県産羊肉を目指し、地域農家さんとの連携を進めており、藤里町産、秋田県産の良質な飼料(主に米由来の飼料、大豆、麦、牧草など)を可能な限り使い、羊が健康的に大きくなっていけるように育てています。

現在は目標の繁殖頭数に達し、就農から様々な課題に取り組んできましたが、羊肉の出荷も軌道に乗りつつあります。今後はさらに農地を拡大し、自給飼料に力を入れ繁殖頭数を増やす方向で挑戦中です。放牧地も整備を進め育成群(0歳の♀羊)、繁殖群(出産する♀羊)は春~秋は放牧場で過ごしてもらい、自然豊かな藤里町で育てていきたいです。

肥育群(出荷する羊)には無理な肥育はかけずに牧草と米中心の穀物を与え、すっきりとした甘みのある脂と、旨味と香りの良い赤身に仕上がっています。品種ごとに少しづつ肉質の違いがありますが、お陰様で飲食店様からは好評いただいています。

精肉加工所も令和6年に新設し、除骨や小売り販売が可能になり自分たちの目で肉質の確認ができることの大切さを実感しました。

産物(羊肉や羊毛)を販売していく事はもちろんですが、羊の素晴らしさ、家畜として、生き物としての魅力を今後も伝えていければと思っています。

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